断食でがんは治るのか?
2016/11/22
免疫力が高まる、活性酸素を減らす
高血圧が正常値になった
糖尿病が治った
など、
断食推奨本や実践した人からの報告を目にしますが
がんについてはどうなのでしょうか。
断食でがんは治るのか
医療機関で断食を行っていることで報道されている
ロシアのゴリャチンスク病院では
断食で改善の効果がない病気のひとつとして
がんを挙げています。
しかしながら、
アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校のマーク・ヘラースタイン博士が
断食により、細胞に抗がん効果が得られる
ことをネズミの実験で証明したという記述がみられますので
全く効果がないというわけでもなさそうです。
また、
ケトン食の研究においては、ガンに効果があるようですので、
断食をするとブドウ糖の代替品として体内でケトン体が作られることから
断食と抗ガンについて無関係とも言い切れないでしょう。
現に、1985年、ニューヨーク、マウントサイナイ医大のグロス教授の研究によると、
満腹にしたネズミと腹五分程度の空腹ネズミに同量の放射線を照射するという実験において、
前者が100%発ガンしたのに対し、空腹ネズミの発ガン率はわずか0.7%であったという
結果が発表されています。